小さな社会

最近、朝日の昇る時間が朝食時間頃となり、ちょうど朝食前の朝焼けがすごくキレイ。

そして、夕飯時間にはすっかり日没を迎えている。
太陽の通り道も段々とショートカット気味になってきた気がする。

そして、そして、
夕飯後の過ごし方は人それぞれ。
麻雀をするヒト
ビリヤードをするヒト
サロンでホラー映画をみるヒト
BARでお酒を飲むヒト
ベンチプレスをするヒト
ランニングマシンで走るヒト
などなど、、、

私はビリーズブートキャンプに入隊している。
食堂のテーブルを片付け、デッカいプロジェクター画面にビリーを映し出し3〜5名ほどで毎日汗をかいている。
毎週木曜日はシアターの日で映画を上映するためビリーはお休み。
しかし、それ以外はだいだい継続してやっている。
一人じゃ絶対にくじけそうだけど、みんなでやってるのでなんとなく続けられている。
ま、それ以上に美味しいもの摂取してるので、プラマイプラスぎみなんだけど、、、(^_^;

先日、汗だくで輪になりビリー終了後のおきまり「ビクトリー!」を言う寸前、警報が鳴り響いた。
機械隊員はすぐに警報の箇所まで走っていった。
私と食堂にいた数名の隊員は食堂の警報板の前で情報を待った。
どうやら渇水らしい。
皆で手分けして出しっぱなしの蛇口等がないか点検したけど、特に漏れているところもなかったよう。
水の使用量が増える時間帯と造水時間とのタイミングがうまくいかなかったことが原因らしい。
この日は結局、汗だくビリーのまま、
「今日のお風呂は禁止とします」
というショックな放送を聞くこととなった。

日本で水回りのトラブルがあれば、クラシアンにでも電話したら解決してくれそうな話だけど、ここではそうはいかない。
水がなくなれば作るまで使えないし、そうならないように自分たちで何とかしなくてはならない。
なんとなく基地での生活にも慣れ、設営系隊員の皆さんのおかげで快適に暮らせていることもあり、節水や節電の気持ちが薄れていたことに改めて気づかされた出来事だった。

あと、もちろんココには消防署もないので、火事が起きたら自分たちで消火するしかない。
そのため、月に1度、消火訓練が実施されている。
学校でハンカチ持って逃げる避難訓練レベルじゃない訓練だ。

マジで放水するし、消火器も使用期限切れのものを使ってマジで噴射させたりする。
本気で使えるようになっておかないと、本当に火事が起こったときに困るからだ。

日本で暮らしていると、ここまで自分たちで何とかする感を味わうことがないと思う。
大きな社会で生きる責任感と小さな社会で生きる責任感の違いを感じる。(参照:「あたりまえのせいかつ」http://d.hatena.ne.jp/tna3yko/20120320/1332192879
関わり合う人の顔が浮かぶ小さな社会での責任あるふるまいを、大きな社会に戻っても忘れないようにしたいものだと思う。

そして、昨晩のミーティングでは宙空隊員から
「磁気嵐が起こったのでオーロラの出る条件としてはいい状態です」
との嬉しい情報をいただいたのだが、あいにくの曇天&強風。。
くじけて部屋の窓から外を眺めていると雲の切れ間から少し星が見え始め、そうこしているとオーロラがブレイクし始めた!
曇り空&曇りがちな部屋の窓越しという最高に努力ナシの1枚↓

窓越しではあるけれど、カーテンのようにゆらゆらと動きまくるオーロラを見てぬくぬくと床につくシアワセ♥