やってきました、キューバ!
入国するのにツーリストカード(わざわざ日本で申請)持ってないとダメとか、スペイン語か英語表記の旅行保険証明書が必要とか、いろいろハードル高げなこと書いてて気構えたけど、拍子抜けなほどあっさり入国。
空港出口を出ても、ウザいほどのタクシー呼び込みもない。
めちゃくちゃまともな空気感。
ただ、キューバではクレジットカードがほとんど使えず、空港からタクシーに乗るにもまずキューバペソへの両替が必要だった。
出口を出てすぐ右側に長蛇の列ができており、わかりやすい。
並ぶこと、1時間弱。やっとキューバペソget!
タクシーを探す仕草をしていると、やっとタクシーの運転手らしき兄ちゃんが声をかけてくれた。
兄ちゃん : 「タクシー?」
私 : 「イエス。ホテルセビーラ」
兄ちゃん : 「オーケー」
私 : 「30cucでたりる?」
兄ちゃん : 「オーケー。カモーン!」
めちゃめちゃスムーズ。
騙される感、ボられる感いっさいなし。
30分ほどですんなりホテル到着。
キューバめちゃくちゃ普通ですやん!
かなりキューバに気構えていたので、翌日は日本語ツアーを申し込んでいた。
八王子に住んでいたという日本語ペラペラのエルさんの案内で2時間半ほどハバナの街を歩く。
ヘミングウェーの常宿だったというホテルや、有名なモヒートの店など、要所を押さえたガイドは頼んだ価値アリだった。
午後からはクラッシックカーに乗って革命広場などの有名どころを回る。
日差し半端なくオープンカーきつくね?って思ったけど、走りだすと心地よい風と爆音のサルサ音楽にテンション上がった。
正直、キューバはキューバコビトドリ見たくて来ただけだったので、クラッシックカードライブなんてどっちでもいいやと思ってたけど、意外に愉しく乗ってよかった。
翌日、いよいよ念願のキューバコビトドリを見にビニャーレス渓谷へ!
ネット検索で見つけたビニャーレスのツアー会社(http://www.discover-vinales.com)が運営しているバードウォッチングツアーにメールで問い合わせ、ハバナからの送迎付きで申し込んでいた。
ただ、メールのやりとりで予約しただけだったし、支払いも当日現金でガイドに渡すというものだったので、ホントにホテルまで迎えに来てくれるのか半信半疑だった。
心配なので、ピックアップ時刻の7時よりちょい前からロビーで待ちかまえた。
いくつか違うツアーのお迎え運転手がやってくる中、7時を過ぎてもそれらしきお迎えは来ない。
このまま来なかったら、今回の旅の目的がパーだ。。
祈るような気持ちで待っていると、
「ヒガシノ?ビニャーレス?」
めっちゃ運転手っぽくない普通に私服の兄ちゃんが声かけてきた。
「イエス!!」(心の声:よかったよ〜(T-T))
来なかったら、ほんま終わってたし~
ありがとう!兄ちゃん!
ハバナからビニャーレス渓谷までは車で3時間半くらいだと旅のバイブル「地球の歩き方」には載っていた。けど、兄ちゃんのぶっ飛ばし運転のおかげもあり2時半くらいで無事に到着。
そして、ビニャーレスの街中でバードウォッチングガイドのフランクさんと合流。
フランクさんは英語の教師もしていたらしく、とても聞き取りやすい英語で話してくれた。
アイラブバード!って言ったら、ミートゥーと優しく微笑んでくれた。
なんかいい人そうで安心(^^)。
フランクさん : 「どんな鳥が好き?」
私 : 「cuban tody!」(キューバコビトドリの英語名)
フランクさん : 「おぉ〜!キュートな鳥だよね。この辺で見られるよ!」
私 : 「まぢー?!」(心の声 : 来てよかったよ〜(ToT))
ビニャーレスの街からしばらく車を走らせた所で、道路の脇に車を止めた。
車道からすぐの所に柵の扉があり、森の中に入って行けるようになっている。
運転手さんは車に待機し、フランクさんと2人で森の中に入っていく。
ゆっくりと、足音を抑えながら進み、フランクさんは鳥たちの声に耳を傾けていた。
「〇〇がいるよ!」
「ほら、あそこ!」
と、色んな鳥たちを探して紹介してくれた。
ただ、この辺りの木になる実が今年は少ないらしく、鳥たちの姿も少なめらしかった。
フランクさんは、私にcuban todyを見せようと頑張って鳴き真似(トゥトゥトゥ)しながら探してくれていたけど見つからず、場所を変えようと柵の扉まで戻って来たところで、、
フランクさん : 「あ!あそこ!!」
私 : 「え?え!え?」
フランクさん : 「todyだよ!あの木の奥!」
私 : 「どこ?どこ?(゚Д゚;)」(パニック)
少し移動しながら、ひたすらフランクさんの指さす方向を凝視して、やっと、ちっちゃい赤黄緑の動く物体発見!
きゃーーー❤
ホントにいたよ〜
木の枝も多いし、葉っぱも多くて、そこにいると分かっていても(大パニック興奮状態もあいまって)ピントがなかなか合わせられない。
はやくしないと、どっか行っちゃうよ〜(>_<)
焦る気持ちの中、かろうじてピントが合ったのは数枚だけだった。
かわい〜よ〜(ToT)
超かわいいよ〜
かわいさの中に、キリリとしたおめめがまたステキ!
飛んでった~!
ほんの一瞬だったけど、会えてよかった(T-T)
その後も場所を変えて、誰かの牧場の中通っていった奥の森とか、絶対に知らないと行けないような野鳥ポイントで色んな鳥たちを見せてもらった。
午前中、そんなしあわせなバードウォッチングタイムを愉しみ、お昼は普通の農家のお家みたいなとこで、田舎のオカン料理みたいなのをご馳走になった。どれも素朴でとっても美味しかった。
お昼ごはんの後、14時くらいにビニャーレスを出発し、ハバナへ戻ってきたのが16時半ごろ。
ほぼ移動、一瞬cuban todyな1日だった。