2018年最後のサンセット

本日の日の出  0:49 
本日の日の入 23:44
ホント、ちょっとの間しか沈まない。
そしてそして、、、
明日の日の出 0:31
明日の日の入 **:** 

そう。ついに明日からは日の入りがなくなる。
ということで、本日は2018年最後のサンセット。
せっかくなので布団に入る前に見に行こう。

ちなみに、この超真正面ビックリ顔のペンギンカップルは、先週の日曜日にペンギンセンサスというペンギンの数を調査しに行くオペレーションで出会った子たち。
毎年、同じ時期に同じ営巣地(ルッカリー)でペンギンの数を調査しているのだ。
野鳥の会かとツッコみたくなるカウンターを持ってカチカチと地道に数を数える。
多いところでは500羽くらいのペンギンがいて何度も心が折れそうになる。
複数人で三回ずつ数えて平均値をとるらしいが、自分の中でも三回の誤差が大きくて笑うしかないくらい。
まめ島のルッカリーでは、1回目501羽、2回目440羽、3回目431羽という結果。だんだんどうでもよくなってきている心情が読み取れる数字(^_^;。
過疎化が進んで?めっきり数が少なくなっているルッカリーもある。
弁天島のルッカリーは過去の数値からいうと30羽くらいのよう。
日曜のペンギンセンサスで最初に行ったのが弁天島だった。
弁天島の周囲には、潮の満ち引きで凍った海が大きく盛り上がった箇所があったり、大きな割れ目があったりして上陸するのも一苦労だった。
最近は−5℃前後くらいの日が続いてホント暖かいし、山頂へ着いた時には汗だくだった。
登ってはみたもののペンギンの姿はなく、弁天島の観光名所?弁天さまの姿も見つけることができなかった。
と、その時、N山隊員が

「いた!弁天さま!」

雪に半身埋もれた弁天さま発見。

せっかくなので記念撮影でもしようと弁天さまの方へ行こうとしたところ、
またまたN山隊員が

「いた!ペンギン!」

うっそ〜ん。

わかります?

ペンギン。

どこにいるか、、、


ホンマや!おる!

近づいてみると、複雑な雰囲気。
3羽いました。

ってか、この急斜面をよく登ってくるなとビックリする。
手も使えないし、バランス超悪そうだし、たっぷり栄養蓄えてプクプクだし、、、
驚異の脚力としか言い様がない。

そんなカウント超余裕な弁天島ルッカリーの次に向かったのはオングルカルベン。
オングルカルベンは1つの島の中にも数カ所ルッカリーが点在している。
一番大きなオングルカルベンAルッカリーには私のカウントで240羽くらい、次に大きなオングルカルベンBルッカリーには190羽くらいのペンギンがいた。
Aルッカリーは山の斜面一帯に広がっており、写真に全体像を納めることはできなかった。
全体像を写せたBルッカリーでこんな感じ↓

もう、一生ぶんのペンギンを見たのではないかといいながら歩いた。
ペンギンは数が多いばかりではなく、ウロウロと歩き回るのもカウントする心が折れる要因の1つ。
じっとしてくれているペンギンは卵を抱いているペンギン。

石の奪い合いなんかして追い払われたペンギンはダッシュで動き回るためややこしく場を乱す。

怒るとすごい勢いで噛みつくもんだから、シルエットがかわるほど皮膚が引っ張られて伸びてるペンギンもいたり、、
石を盗って逃げたんだけど、うしろから追いかけてきたペンギンに足で跳び蹴りされ前のめりにおもいっきりコケてるペンギンもいたり、、、
新喜劇さながらのペンギン模様にたっぷり笑わせてもらった。

あと、弁天島周辺のクラック(氷の割れ目)付近にはアザラシの親子がたくさんいて癒された。

昭和基地でも上空にユキドリが飛んでいるのを見かけるようになったり、生き物が活発に活動する季節になったことが実感できる。
いよいよ、昭和基地に太陽の沈まない夏がやってくる。