ペンギン保育園

17日から袋浦のペンギン観測に出かけていたため、今日は昭和で4日ぶりのお風呂に入った。南極は低温乾燥のため、イヤなベタつきもなく(自分的には)かなり爽やかな熟成度合い。ちゃんと1回目のシャンプーで泡もでた。
野外観測で何十日も過ごしておられる隊員の方だと、2回くらいの「捨てシャン」が必要だそう。
私がヘリで袋浦入りした日、私と入れ替わりで約3週間ぶりに「しらせ」へ戻る隊員の方は、「ちょっくら、ひとっ風呂あびてきます」といいながらヘリに乗り込んで行かれた。近場の銭湯にでも行ってくるかのように(笑)

ペンギンのヒナたちはというと、
前回見た時にはまだ親の足下で守られながら過ごしていたのに…
全くその景色は様変わりしていた。
ヒナ同士がくっつき合うクレイシと呼ばれる集団ができており、
そこへ海から帰ってきた親がガーガー鳴きながら我が子のお迎えに行く。
いわばペンギン保育園。

クレイシの周りには、用心棒的に何匹かの大人ペンギンが立っており、ナンキョクオオトウゾクカモメが襲ってきそうになるとメンチをきったり、体当たりしたりしながら保育園のみんなを守っている。
保育園内のヒナたちはのんきなもの。
ウトウトと眠っていたり↓

ハッと起きてウロチョロしてみたり↓

日当たりが良すぎる時には
暑そうにハァハァーゆってたり↓

地面にペッタンコ寝してたり↓

今回も、愛らしい姿にすっかりメロメロな日々だった。

色んな国へ旅行すると、その度、
ここへはもう来ることもないかな…などと考えたりする。
けど、ここはホントのホントに“もう来ることはないな感”マックス!

大好きなペンギンを見ながら過ごした、大好きな袋浦。
赤くてまあるい小屋アップルハットはグーグルアースでも確認ができる↓

ステキな夕焼け空を見ながらの歯磨きはホントにシアワセだった↓

太陽は最近だんだんと低い位置まで落ちるようになってきており、深夜頃にちょうど夕焼けのような空を愉しむことができる。
ちなみに今日は最後の白夜らしい。
ということは明日、やっと初日の出がおがめるのか♪