あけました!

結局、
今年の年越しは、袋浦というペンギンのルッカリー(営巣地)がある所で過ごした。
31日の夕食後、20時半に昭和基地を出発!
仕事でヘトヘトなのに、作業工作棟で一緒に作業をしていた皆さんがヘリポートまで見送りにきてくれた。除夜の鐘も、ヘリに乗る前に皆さんが設置して下さり、一足お先にたたかせていただいた。

↓ジェット燃料の入っていたドラム缶を利用した手作り除夜の鐘(笑)
(鐘の色はヘルメットの色に合わせてオレンジ色にペイント)

昭和基地の皆さんと一緒にわいわいとした年越しを味わえなかったのは少し残念だったけど、袋浦ではペンギン観測チームの皆さんがあたたかく出迎えて下さり嬉しかった。
ちょうど夕飯途中におじゃましてしまい、美味しそうな伊勢エビ味噌汁もわけていただいた。(豪華な伊勢エビの使い方に、映画「南極料理人」を思い出す)
3人のペンギンチームと2人の教員チーム計5名が、エビ汁の香りただよう小さな小屋の中でカウントダウン!なかなか味わい深い年越しだった。

そして正月はペンギン三昧!超幸せな年明け!

↓このルッカリーには100個くらいの巣があり、1つのカップルで2羽ずつのヒナを育てている


↓ヒナが超カワイイ!

↓カワイイ顔してウンチの飛距離は結構すごい

そして、私は人生初の青空放尿を経験した。
小屋にはトイレなどなく、ペンギンチームの女性隊員の方に「誰もいないんで大丈夫です」と励まされながら海の方へ向かい…
やってみるとなかなかいい気分(笑)
となりをトコトコと歩いて行くペンギンだって、ズボンをずらしている私のことなど気にもしていないし。
ま、いっか。という、何事にもおおらかな気分になれる野外生活だった。