昭和基地に着きました!

ホントにまたきちゃったよ昭和基地!
53次では、しらせが接岸しなかったため、降ろせない物資も多々あり、、、自然エネルギー棟の屋根も、風力発電機も、完成をみることはなかった。(参照:「オトコたちのドラマ」

(心の声)自エネの屋根ついてるし〜〜〜(ToT)

(心の声)風発たってるし〜〜〜(ToT)しかも、ふたつもぉ〜〜!
     ブンブンまわってるし〜〜〜〜(ToT)

(心の声)峠の茶屋、看板のれん新しくなってるし〜〜〜

(心の声)いや、しかし、雪少なっ!!

「こんなんやった!こんなんやった!」という懐かしい気持ちと、「え〜〜〜!こんなんなってる〜!!」という驚きとがいりまじり、感動の渦がぐるぐる回りっぱなし。

明日は野外観測へ出るため、クリスマスは真っ白な地平線の広がる南極大陸で迎えます。超ホワイトクリスマス!
様子はまた後日、、、


〜オーストラリアから昭和基地までのみちのりダイジェスト〜

 出発早々から揺れによる眠気に襲われながらも、溺者訓練(人が船から落ちた時を想定した訓練)や総員離艦(船が沈没することを想定?し小さな船で逃げる訓練)など色んな訓練を受けたり、発煙筒の使い方実習やヘリで吊り上げられ救助される実習など、53次の時とはまた違った形の実習もあり興味深くためになった。

出発後、1週間くらい船はひたすら南へ進んだ。

出発4日目くらい(南緯46度付近)で低気圧にぶち当たり船はかなり揺れた。眠気を通り越しオエオエがきそうなところをアネロンでカバーしながら、艦橋に上がり波しぶきバッシャーン動画の撮影に挑んだ。今回は太陽の光が差す中、バッシャンバッシャン船が進んでいったので、波しぶきにできる虹がキレイだった。

大きく揺れた日は結局この日くらいで、あとは眠気を誘うゆりかごのような長周期の揺れが続く程度だった。最大傾斜は13度くらいだったらしい。ちなみに53次の時の最大傾斜は28度!この時はホント面白いくらいの揺れだった。(参照:「最大傾斜記念日」
12月8日、南緯60度付近に来たところで船は西に進路を変えた。大きなアホウドリが空を舞い、海にはプカプカ浮かぶペンギンも登場。南極っぽい氷山も現れ始めた。ザトウクジラも何回か見られるようになってきた。

西進を始めると毎日のように1日25時間の日が続く。時刻帯変更といって24時が23時に変わるのだ。23時50分くらいになると食堂の時計が逆回転を始める。1周戻って、また何事もなかったかのように時を刻んでいく。

西進を始めてから1週間後、海の様子は深い青から真っ白に変化していた。
氷の海になってからも、しらせは力強く進み続け、びっくりするくらいスムーズに昭和基地へと近づいてきた。
53次の時の苦労がウソのよう。
どんどんと南極らしい景色にはなってきても、日本の方が寒いんじゃね?と思うくらいに暖かい船旅だった。