四角い太陽と欠けていく月

7/13から登場した太陽くんは、日に日に登場時間をのばし我々を明るく照らすようになってきた。
今日の日の出時刻は10:27、日の入時刻は14:30。
もう4時間近くも太陽が出ているのだ!
最近の朝焼けはとってもキレイだし、明るい時間が長くなっていくのは本当にうれしい♪

晴れてよく冷えた朝には、日の出前の時間に太陽が蜃気楼で顔を出す。しかも地平線の下にあるはずの太陽くんが逆さまになって映し出されるので四角い太陽に見えたりする。

そんな太陽くんと地球と月が一直線に並ぶ日が今日27日だった。
満月が徐々に地球の影に隠れていき、だんだんと欠けていく。
やがてすっぽりと地球の影に入った月は怪しいほどに赤く染まる。

太陽、地球、月が一直線に並び地球の影が月面を全て覆った時、太陽の光のうち波長の長い赤い光だけが屈折して月面を照らすため月が赤く見えるのだ。
ホント不思議なくらい真っ赤な月。
そして、右側から欠けていった月はやがてまた右側から明るく現れ始める。
地球の影が右から左へと通り過ぎていくことを実感できる。

アリストテレスは紀元前350年頃、月食の時にこうやって月面に映る地球の影が丸いから地球の形は丸いんだと説明している。
スッゲーな。。

いつもなら夜の撮影は星かオーロラねらいなので広角レンズなんだけど、今日は月ねらいということで珍しく600mmのバズーカレンズを三脚に取り付け構えていた。
レンズ重すぎて不安定だわ、今日は風もあってブレブレだわ、なかなか思うようにキレイな写真を撮るのは難しかったけど、目で見てわかる天体ショーを存分に愉しむことができた。