さいきんの『南極授業』

南極から帰ってきて1年4ヶ月。。。
帰国後の私は、南極で感じ考えたことを伝えていく講演活動をほそぼそとやらせていただいている。

7月に入ってからは2回の『南極授業』をやらせていただいた。
1つは京都教育大学付属京都中学校3年生の生徒さんたちに向け、あと1つは関西大学校友会(関西大学の同窓会)伊丹支部の総会に出席された皆さんに向けて。

京都教育大学付属中学校では、1クラスずつ理科室で講義させていただいたので、間近で生徒たちの笑顔や反応を見ながら話すことができ、とてもやりやすかった。
校友会の方では、今までやらせていただいた講演の中で一番スゴいプロジェクター!そして、会場の暗さも抜群にプロジェクターの映像が見やすいイイ感じだった。しかし、聞いてくださっている方々の表情や様子が暗くてよく見えなかったことと、総会に出席されていた方々の年齢層が20代から80代という幅広さということもあり、さすがに中学生や小学生向けに話す時ほどの反応が感じられず、話しながら少々不安だった。講演後の懇親会では、色んな方々が話しかけてくださり「面白かったよ」という声をお聞きすることができてホッと胸をなでおろした。

話しかけてくださった中のおひとりBさんは、かつて酒屋さんをしていた関係で、なんと、初代南極観測船『宗谷』にお酒を積み込んだ経験があるとのこと!不思議なご縁を感じずにはいられなかった。
そんなBさんから「今、手作りでつくっているものがあり是非プレゼントしたい。後日郵送します。」とのお言葉をいただき、到着をたのしみに待っていた。

そして最近、そのプレゼントが届いた!
丁寧に梱包された封筒を開くと入っていたものは、、、
なんとも美しい和紙の貼られた素敵な和箱が2つ。

1つの箱のふたを開けると中に柄の違う2つの小さな箱が、
そしてもう1つの箱のふたを開けると、ぎっしりと詰まった箱の中の小さな小さな箱、箱、箱、、、
美しい和紙と、その細やかな仕事に感動した。


小さな箱にお気に入りのピアスを入れてみた↑↑

こんな大切に作られたものをプレゼントしてくださる、そのお気持ちが嬉しかった。

人と人とのめぐり合いは砂の粒ほどの奇跡。。。
講演活動をすることで、出会う機会のなかった多くの人たちに出会うことができるようになった。
これからもなるべくたくさんの人たちに、私が南極で感じ考えことを伝え、そこから何かをまた感じ考えてもらえれば嬉しい。

以前、関西大学第一高等学校同窓会の皆さんに向けて講演をさせていただいた時に出会ったCさんからは最近、
「知り合いの学校等に講演の紹介をしたいので、何か資料があれば…」とのお話をいただいた。
さっそく作ってみた資料がコレ↓
『南極授業』講演活動資料.pdf 直

これからも、積極的に講演活動行っていきます!
どこでも行きますので、どうぞよろしくお願いします!!