明日・・・

このところ、学校を出るのが9時過ぎ…家に帰ると10時前という生活が続いている。

顧問をしているチア部の本番はいよいよ明日…。

とりあえず明日をのりきれば一段落できる。かな。。。


 わたし自身は高校時代、器械体操部に所属していた。チアの経験はないけれど、一つ一つの技に挑戦し練習していくプロセスやできるようになっていくオモシロサには、感覚的に共感できる部分が大いにある。
 それに、私の中には、今のこの歳になっても…、クラブに熱中した高校生活の日々の充実感というものが鮮明に残っており、目の前にいる生徒達の活動の尊さがよくわかる。
 損得なくあんなに無条件に必死こいて頑張れて、やりがい感じまくれる日々なんて、もう人生の中でないだろう…。
 高校時代、これに命かけてます!的な勢いで夢中になれることに出会えたこと、頑張ったと思える自分、そして、共に尊敬し合いながら頑張った仲間達は、本当に一生の宝物だ。

 わたしの出身高校では、時間になると定時制の生徒さん達が登校してくるため、遅い時間までクラブ活動をすることができなかった。思う存分、自分の納得できるまで練習したかったという思いがあり、今、遅くまで残って練習している生徒達を羨ましく思う。

 わたし達体操部がクラブを引退するのは、大きな大会でも何でもなく、近所の高校同士で昔がら続けている伝統の対抗戦だった。観客がそんなに多くいるわけでもなく、賞状が貰えたり、次へつながる何かがあるわけでもなんでもない舞台・・・。それでも、そこへかける思いに中途半端さは一切なく、自分たちのやってきたことの集大成をみせる!というモチベーションだけで本当に夢中で頑張れた。
 それまでの公式な大会では、得意の平均台で落下し悔しい思いをしたりすることもあった。だからこそ、最後の舞台に悔いは残したくない!今の自分にできることを何が何でもやってやる!という強い気持ちで、何度も何度も練習した。ぜったいにデキル!と自分で自分を信じられるまで練習すればいい…そう思いながら何度も何度も練習した。
 当時の私は、キモいくらい(笑)かなりストイックだったと思われる・・・。

 そして迎えた引退の舞台本番当日・・・、
 高まる気持ちにカラダがウズウズしてたまらなかった。
 あんなイイ緊張感と興奮、、、“今のアタシきっと何でもデキルでぇ!”ってパワーのわき出てくる感じは、あの時以来味わっていない。これからもあんな最高の感覚を味わえることはもうないだろう。
 そんなイイ緊張をして、頑張った自分や仲間達を誇らしく思えるような経験を、味わってくれたらいいな…そんな思いで、今の生徒達を見守り、応援している…
んだけど、、、

さてはて、、、

明日…、

イイ緊張をしてくれるかな、彼女たちは…