ブルーベリー

今日は、本校を退職されたF先生のブルーベリー畑へおじゃました。
完全に趣味の域を超えた立派なブルーベリー畑へ招待していただくことが毎年この時期の愉しみになっている。

しかし、あつい。
暑くって暑くって、超汗だらだら。
容赦なく照りつける太陽の光…
そのものすごい太陽のエネルギーを受け取り、たわわに実ったブルーベリーの実たち。そばに、美しい蜘蛛の巣があった。白く透きとおったカラダのその蜘蛛は、写真で見るとシラスみたい(笑)

熟した濃い色の実を探して葉っぱをかき分けのぞき込んでいると、毛むくじゃらの虫にもよく遭遇する。
きたないなんて感じない。
私も虫も美味しいものが好きなだけ。
「美味しいよね♪このブルーベリー」
って、思わず毛むくじゃらの虫に声をかけたくなる。

ヨルダンの街中、行列必須の超人気菓子店で、あま〜いお菓子を購入し道端でほおばっていた時、隣で同じようにお菓子をほおばっていたヨルダン人のおっちゃんに
「美味しいよね♪このお菓子」
っていうふくみのウィンクをされ、言葉を超えて通じ合った感覚を思い出す。
(ヨルダンのおっちゃん、毛むくじゃらの虫といっしょにしてゴメンナサイ…)


BB狩り出発前、中1向け南極授業の感想文を受け取り読ませていただいた。

「ぼくも理科をこれから頑張って得意科目にし、南極へ行って新発見をして有名になります」
とか
「昭和基地の生活が楽しそうだった。いい人達ばかりで楽しみがたくさんあったから。でもブリザードの日に外に出られないのは精神的につらい。あ!でも南極が決してダメとは言っていません」
とか(笑)
「ペンギンがかわいかった。ヒナが丸呑みされる動画はグロテスクだった。でも僕たちも牛や豚を食べてるし複雑な気持ち。これから色んなモノを食べるときにはその動物の命をもらっているから感謝したい」
とか
「南極での生活はぜいたくではなかったけれど、青い空や自然の美しさを見ているだけでしあわせだと先生は言っていました。これからは今まで以上に自然を大切にしていきたいです。最後に話していた原発再稼働の話も考えていかなければいけないと思いました」
とか
「南極は私たちが住んでいるところと違い環境もよく平和だったので、南極をこんな風にできるのなら、全世界とはいかないけど、南極のような環境をつくれるんじゃないかと思いました」
とか
「南極はとっても自然環境が厳しいからこそ、仲間達との絆が強く結ばれているんだろうなと思いました」
とか

涙が出そうになるくらい、思いを受け止めていてくれている子がたくさんいたことに感動した。
話してよかった。
自分が感じたこと、考えていること、てれくささもあり、発信することが私はあまり得意な方ではない。
けど、言ってみてよかったと思うことが最近多くある。
これからも、地道に発信していこうと思う。