南極授業最終日

今日、最後の南極授業が終わった。
今までで一番の晴天にも恵まれ、回数を重ねるごとにどんどんとプロの域に達してきたスタッフの皆さんのお陰で、安心しながらたのしく授業をすることができた。
しかし、この授業が終わると、いよいよ私の任務は終了。
みなさんと過ごしてきた大切な時間の集大成でもあり、終わり…、お別れ…、を意味するものでもある。
なんとなく終わってしまうのが寂しくもあった。

南極の自然。これは間違いなく素晴らしかったし、本当に来させてもらえてよかったなぁ…とつくづく思う。
しかし、思ってもみなかったくらいに、ここに暮らす中で築かれた人間関係が自分にとって大きな宝となった。

ここに来ている人たちは、それぞれ皆ちょっとかわってる(笑)
ホットのドリンクサーバーにポカリスエットを1本入れておくと、興味を示す人が続出で、いつの間にやらホットポカリが大流行(?)だったり。
好奇心旺盛で、何でもやってみよう!という行動力のある人が多いせいなのかもしれない。
それぞれに皆、「自分」というものをもっていて個性豊か。
でも、思いやりや協調性もちゃんとあるステキな人ばかり。
そんな中で過ごせたことを本当にシアワセに思う。

昭和基地からの「南極授業」は終わったけれど、ここで感じた多くのことは、日本へ戻ってからもできるだけ伝えていきたい。


 ご協力いただいたすべての方々に、心から御礼を申し上げます。
 ほんとうに、ありがとうございました。