アガる氷山

朝8時過ぎ、「右前方に氷山を確認」という艦内放送が入った。船酔いでダダ下がりだったテンションも一気にアガる。カメラを持ってエレベーターで上まであがると、観測隊員、自衛隊の方々、みんな冷たい風が激しく吹き付ける中、夢中で写真を撮りまくっていた。

ひろ〜い海に、ただひとつポツンと浮かぶ白い塊。何とも不思議な光景。これが南極大陸の端っこから割れて流れてきた塊かと思うと、いよいよ来た〜!という気分になってきた。

そして、食堂前にある自販機の『花畑牧場ティーオーレ』も近日発売。自衛隊の方に聞くと、まだ揺れが激しく積み荷を下手にさわれないようで「海氷域に入った頃、倉庫から出しますからね。もうしばらくお待ちください。」とのことだった。

嘔吐も上手になってきた気がするし、次はペンギン乗せ氷を見るのが先か?花畑牧場ティーオーレを飲めるのが先か?など考えていると、このフワフワ浮遊感暮らしもくじけず過ごしてゆけそう。