1日25時間の日

いよいよ南緯60度までやってきた。

暴風圏は越えたはずだけど、低気圧にぶつかっているらしく相変わらず船は揺れている。

ずっと南下してきた船は昨日から進路を西に変え進んでおり、今日は時間補正が行われる。24時の時点で時計を23時にもどす。つまり、1時間得をする(?)日。

今までは、南に進んで行くにつれ、海の様子や見られる鳥の種類が変わってくるのを感じてきた。(鳥の模様に白い部分が多くみられる種類が増えてきたり、海洋調査で採取されるプランクトンがデカくなってきたり…)

しかし、緯度が変わらない今の進み方では、あまり風景の変化がなく、寒いこともあって、あまり甲板へ出る気がしない。

食べて寝て、また食べて… 家畜のような暮らしっぷり。

唯一、今の楽しみは「しらせ大学」。これは、しらせ乗組員の自衛隊の方々向けに行われる講義で、隊員の中から研究者の方々が順番に、どんな研究を南極で行うのか、わかりやすくお話をしてくれるというもの。もちろん、隊員も自由参加で一緒に話を聞かせてもらえる。

どのミッションも本当に興味深く、到着後に実際行われる研究の様子を間近で見させていただけるのが本当に楽しみ。

明日は出航後、2回目のカレー。火曜の朝はパン、水曜日の昼はステーキというローテーションがあることもわかった。

あと、1カレー・1パン・1ステーキくらいで、昭和入り・・・?できるかな。