伊勢エビフライ

あけましておめでとうございます。

昭和基地でお正月を迎えました。

おせちは調理隊員が皆のリクエストに応え、伊勢エビフライ入り♪

映画「南極料理人」でしかみたことのない幻のメニュー。
今後、絶対に食べることはないだろうな。
普通サイズのエビフライと並べてみたいくらいデカかった(笑)


「南極料理人」と言えば、、
59次隊には、あの映画のモデルになったドームふじ基地の越冬隊の1人であるH沢さんがいる。そんなH沢さんは今、南極大陸のS17という場所でお正月を迎えている。
予定では昭和基地へ戻ってきてみんなと一緒に過ごすハズだったのだけど、悪天のためヘリが飛ばず、S17の観測小屋に残留となった。
H沢さん、前回の越冬は映画の通りドームふじ基地だったので、何回も南極に来ているわりに昭和基地でお正月を迎えたことは1回もないそう。
よっぽど内陸に縁がある人なんだろう。

昭和基地では手作り神社(神社の名前は、隊長の名前『暢彦』にちなんで暢田彦神社)、手作りおみくじも用意されており、わたしが引いたおみくじは「吉」。

「H沢尚 : 天候に恵まれません。内陸と相性よし。家に帰れぬことあり」
いや、、、
そろそろ日本に帰りたいなぁ。

大晦日の夜にはBARで南極すごろく(南極OB会が販売しているグッズ)をやった。
「身体検査で再検査」の所に止まるとふりだしにもどらなきゃいけなかったり、最後の方に「1が出るともう1年越冬」という箇所があったり、コマが雪上車だったり、しらせだったり。なかなかマニアックなすごろくで愉しかった。

すごろくのゴールは『帰国』。
本当の帰国ゴールまであと2ヶ月半ほど。
昭和基地での生活はあと1ヶ月…。